
こんな疑問をお持ちな方に向けて記事を書きました。


本を読めない日本人はこんなにたくさん!
文化庁にて5年間に1度「国語に関する世論調査」を行っております。
その内容の一部を抜粋しながら今の日本人がどれくらい本を読んでいるのか…また、あなたにあてはめたときにどうかを思い返してみてください。
「1ヶ月に大体何冊くらい本を読むか」→47.3%が0冊
1ヶ月に大体何冊くらい本を読むかという問いに対して、
1ヶ月に読む本の冊数
- 「読まない」が 47.3%
- 「1~2冊」が 3.6%
- 「3~4冊」が 8.6%
- 「5~6冊」が 3.2%
- 「7冊以上」が 3.2%
- 「分からない」が 0.2%
1冊以上読むと答えた人たちの割合で52.6%と過去の調査結果と比較するとあまり変化は無いようです。


「読書量は以前に比べて減っているか、それとも増えているか」→67%が減
「読書量は、以前に比べて減っているか、それとも増えているか」を尋ねた結果としては
読書量の変化
- 「読書量は減っている」が 67.3%
- 「読書量はそれほど変わっていない」が 24.3%
- 「読書量が増えている」が 7.1%
- 「分からない」が 1.2%
過去の調査結果と比較すると「読書量は減っている」は増加傾向にあります。


「自分の読書量を増やしたいと思うか」→「そう思う」が76%減
今後、自分の読書量を増やしたいと思うかを尋ねたところ。
読書量を増やしたいと思うか
- 「そう思う」が 28.0%
- 「ややそう思う」が 32.4%
- 「余りそうは思わない」が 23.4%
- 「そうは思わない」が 15.5%
- 「分からない」が 0.8%
過去の調査結果と比較すると読書を増やした方が良いと思う割合が6.1%減り、読書を増やさなくても良いと思う割合が5.7%増えています。


文化庁の調べをまとめると読書をしない人が増えていて、その読書量も減り続けてる。
その上、読書そのものが必要ないと感じている方々の割合が増加傾向にあるようです。
これは日本の幸福度低下を物語ることに繋がることと思います。
フィンランドでは「世界幸福度ランキング」で3年連続で1位を取っており、日本は62位と大分差がついております。
「人口当たりGDP」「社会的支援」「平均寿命」「人生選択の自由度」「寛容さ」「社会の腐敗度」を評価しランキングを付けています。
色々すっ飛ばしますがフィンランドが日本よりも幸福度が高い一因に「読書」が上がります。
例えばフィンランドが世界一位優れた「ヘルシンキ フィンランド OODI 中央図書館」があり、国民1人当たりの年間貸し出し冊数は21冊。
日本の全国の公共図書館が貸し出した本が国民1人あたりは5.4冊(引用:公共図書館経年変化2019年から計算)

フィンランドでは週末は家族で図書館に行って本を読むことは「ごく普通」に過ごすような国です。
日本人は圧倒的に読書量が足りないのです。

本を読むことのメリット
本を読むことで得られることを考えてみるとなんだろうってふと考えてみるといまいち浮かびませんよね。
項目で与えられれば下記内容のように選ぶことはできると思います。
「国語に関する世論調査」でも読書をすることの良いところということで
読書をすることの良いところ
- 「新しい知識や情報を得られること」が 61.0%
- 「豊かな言葉や表現を学べること」が 37.1%
- 「感性が豊かになること」が 36.5%
ということに読書の良いことと感じている様子です。
普段本のタイトルや内容を読むことを目的に読書する方が多いと思います。
ただ、その読書を総論的にとらえたときに様々なメリットがあり、改めて認識していくと読書の大切さを認識できるのではないでしょうか。

読書することの5つメリットを以下にあげてみました。
脳力活性化
- 漢字・文法に詳しくなる
- 本の内容を疑似体験できる
- 新しい発見を得て視野が広がる
- 考える力がつく
「国語に関する世論調査」の内容とも言えますが、文章に触れていくことで日本語の使い方を学べます。
当たり前かもしれませんが本を読んでいて、わからない言葉を辞書で調べたりすることで当たり前に知識が深まります。
また、読書はインプットする際の手助けとなります。
インプットにて他者の体験や思いを体験することができる為、能力が向上することに直結していきます。

会話力、文章力の向上
- 言葉のボキャブラリーを豊かにする
- コミュニケーション能力向上につながる
- 理解力が向上する
- 権威性を作れる
考えていることを表現するときにとても役に立ちます。
本の内容を直接話をするというようなアウトプットが一番効果が発揮されることと思います。
その他にも表現方法が豊かになることで良い印象を作ることができたり、作品・作者を提示することにより自分の意見力向上に使用することができるため、営業力・交渉力の向上などにもなります。

ストレス解消
英サセックス大学の研究でどのような活動がストレスの軽減に役立つのか調べたら
~をするとストレス軽減される
- 読書 68%
- 音楽鑑賞 61%
- コーヒー 54%
- 散歩 42%
- ゲーム 21%
活動の種類別に、心拍数の低下や筋肉の緊張緩和の程度を調べ、ストレスの軽減度合いを計測した結果、一番効果があるのは読書だそうです。
6分ほどの読書でこれだけの効果が得られるそうなので、ストレスを感じたら真っ先に「読書」することでストレス解消につながるということは覚えておくと良いと思います。
読書がストレス軽減に効果がある一番の理由は、読書をすることでストレスの原因となる現実のことから気持ちが離し、本の内容に入っていくことができるためです。
なので「気持ちのリセットをする」という感覚でとらえていたら良いと思います。

病気予防
- うつ病
- アルツハイマー予防(認知症)
英グラスゴー大学のクリストファー・ウィリアムズ女史の研究では、自己啓発本はうつ病を軽減させると発表されました。
また、米カリフォルニア大学バークレー校の研究では、継続的に脳を刺激していると、アルツハイマー病の原因物質「ベータアミロイド」の形成を抑制することができることが判っています。
読書が病気予防の効果に役立っているということから一石二鳥の効果があることは知っておくと良いと思います。

友人、恋人ができる
読書で友人、恋人ができるというと少しとんだ話になることと思いますが、同じ本を読む人に対して好感度はあがりませんか?
ましてやその作品の感想にて意見を交わせたらそれだけで1歩近づけると思いませんか。
人間は他人との共通点を探すゲームといえる部分があると思います。
読書というだけで必ず、友人・恋人ができるわけではありませんが、読書という点が新しい出会いを結び付けてくれることがあることがあろうかと思います。

本を読めない人の特徴
本が読めない人の理由は何があるでしょうか。
〇〇というのはいくつもの理由が入ってくると思います。
その一つ一つを見ていくことで自分と重なる点が一つくらいあるのではないでしょうか。
① 何の本を読めば良いのか分からない
読書というのはジャンルがとてもたくさんあります。
文学、ノンフィクション、ビジネス、政治、芸能から絵本、漫画
文学の小説だけとってもジャンルが沢山あり、ミステリーや恋愛など自分が好きなジャンルを把握していますか?
本屋さんの棚を見てベストセラーがどのような内容があるのかをタイトルと表紙のみをみて帰ってくることが何度もあるのではないでしょうか。

② 買うだけで満足
本屋さんで本を購入はするものの 読書がすすまない。
場合によって、一度も開いていない本があったりもするような状態。
ストレス発散の為にモノを消費しただけで満足してしまう。
これはたまたま本での話ですが、服や小物等で衝動買いをする方も多いのではないでしょうか。

③ 他のことに気がとられる
今の世の中はエンターテイメントが沢山あることは周知の事実。
5Gも始まり、データ量の多い動画も家でも外でも簡単に楽しめるようになってきている。
テレビや動画、ゲームなどの方が、何も考えなく与えられるだけで楽しむことができます。
テレビをつけながらの読書や読書よりも動画やゲームを見たい等、読書ができない理由の一つです。

④ 家族がうるさく本に集中できない環境である
1人暮らしの方ならこの環境にはないかもしれませんが、家族がいる方で特に子どもさんが一緒にいる方などは没頭して読書をすることなどできないと思います。
- 目が離せない。
- 生活音が気になって集中できない。
- 話しかけられて読書が止まる。
等々、こういうことから「家族がいたら本は読めないものだ。」なんて諦められてる方もいるのではないでしょうか

⑤ 学校・仕事が忙しく本を読む時間が無い
- 学校の勉強があって本を読むひまがない。
- 仕事が忙しくて本を読む時間などあるはずない。
実社会での生活を営んでいくと読書は後回しになることが多いのではないでしょうか。
時間ができたら読書しよう...と思ってはいるものの気づいたらもう何ヶ月...何年も本を読んでいないという方もいるのではないでしょうか。

⑥ 内容・言葉が難しくて挫折してしまう
- 同じ場所を繰り返して読んでいるが、何度繰り返しても内容が頭に入らない。
- 言葉が分からない
- 文章が難解で書いている意味が分からない。
まるで頭にモヤがかかって読ませないようにしてるのではないかと思うほど文章が進まなくなったりします。
結果、本を閉じることに繋がったり、読書に拒否反応が出てしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

⑦ 携帯では文を読めても本にすると読めない
- スマホで文章を読んでいくことはできても本になると読めない。
- 本だと文字を追うのがしんどくてすぐに閉じてしまう。
スマホの文章は多くが横書きなのですが、本は縦書き、この違いだけでも人の読書が進まなくなってしまう理由になることがあります。

「本が読めない。」を解決する〇〇
本が読めない理由は人によって様々ですが、多くの理由をまとめると一つのことに行きつくことと思います。
それは「集中力」です。


① 本が読めない人の〇〇 →「時間」を変える
・夜読まない。朝読む。
本を読むのは
- 何時間も勉強した後
- 仕事で疲れ果てて帰ってきた後
- 家事が全て終わってみんなが寝静まった後
この様に日中頑張った人が、夜に読書して頭に入るでしょうか。

人間の集中力が一番高いのは朝起きて、ご飯を食べた後です。
みなさん何をしていますか。
- 通学への準備 → 通学
- 仕事への準備 → 通勤
- 家族の準備
等々
この時間を30分で良いので頑張って早起きし繰り上げて自分の為に使いましょう。
集中力が高いゴールデンタイムをただただ準備や移動に使うなんてもったいない。
是非自分の為に使いましょう。

appleのティムクック氏 や Facebookのマークザッカーバーグ氏も早起きから誰にも邪魔されない唯一の時間を使ってクリエイティビティな活動を行っているそうです。

引用:USA TODAY
私も早起きから運動や自分のインプットの時間に使用していますが、効率の高さはこれが一番良いのではないかと思います。

・25分の読書と5分の休憩。
これは「ポモドーロテクニック」という方法で、仕事や勉強、家事などのタスクを25分続けた後、5分の休憩をとる。
物足りないと感じるくらいの時に休憩に入ることで次の25分に集中することができるようになっていきます。
30分が難しければ15分のタスクと3分間の休憩でも良いです。

ポモドーロテクニック
② 本が読めない人の〇〇 →「準備」を変える
・小運動を20分程する。
読書の前に簡単な運動(ウォーキング等)を20分程の行った後に読書を行うことで集中していけます。
また、座り続けていることも集中力が低下する為、15分から30分に1度立ち上がるなどした方が集中力が高まります。
・こまめに水を飲む。
水分の不足はホルモン不均衡となって脳に影響を与えます。
集中力の持続をさせるためにも少しずつ水を飲むことで集中力を高めましょう。
外にて読書を行う方は小さな水筒をおすすめします。120mlの小さな水筒はどこにでも入って持ち歩けます。

小さな水筒
・姿勢を整える。
姿勢を整えて血液を体中に循環させることで脳に酸素がいきわたり集中力を高める。
姿勢が悪いと疲れやすくなってしまい集中力を低下させることに繋がってしまいます。
下のグッズを使って姿勢を保つ訓練をしてみると読書等が長続きします。
設置型の姿勢矯正 正しい姿勢の習慣

・不安を書き出す。
今あなたの中で不安に思っていることはありませんか?
読書している最中にそのことが頭によぎって読書が進まない。
そんな方は自分が感じている不安を書き出して、一度「しまって」おきましょう。
不安を可視化してしまうことで自然と読書に向き合えるようになります。

③ 本が読めない人の〇〇 →「環境」を変える
・机の上をきれいにする。
読書をどこで行うかにもよりますが、もし机があってそこで読む環境があるのであれば読書を行う机をきれいにしましょう。
理想は何も置かない状態です。
机の上にものがあると集中力途切れ、そのことを始めたりしてしまいます。
また、片づけをすることを集中のスイッチにするというようなルール付けをしてみることも良いです。
・携帯をしまう。
片付けに通じますが、どこで読書をするにしても携帯電話をしまいましょう。
携帯電話が見えると集中力がそがれ、すぐに携帯電話をいじり始めてしまいます。
出来れば電源を切りしまいましょう。
電源が切れない場合はマナーモードなどにしてしまいましょう。

・テレビを消す。
これはながらで読書を行っている方などに向けてですが、テレビをつけながら読書を行っているのでは集中力が落ちます。
テレビを消して本とのみ向き合えるようにしましょう。
・本を読みに出かける
読書に集中できるような環境が無いならば作ったら良いのです。
カフェやファミレス、図書館で「読書」を行う目的で行くことで集中できる環境を作ることができます。
家族で図書館に出かけてみんなで読書なんていうことも良いかもしれません。

④ 本が読めない人の〇〇 →「読み方」を変える
・100%読もうと思わない。
読書を行っていくにあたって全てを読んでいくことは普通と思うかもしれませんが、読めない人は少しいい加減に読んでみた方が良いかもしれません。
80%程を読むつもりで読んでいくことで進めて行けば、難しい言葉や内容が出た際に流し読みしてしまうことで読書が止まってしまうことを避けるつもりぐらいが良いと思います。

・読み順を変えてみる
- 目次→序章→本文→あとがき
というような順番で読んでいくことが普通かと思いますが、
- あとがき→目次→序章→本文
- 序章→あとがき→目次→本文
といったように、内容が分かりにくい本などは特に結論から読んでしまって本の大枠を理解したうえで読み進めることが読書をうまく進める方法になるかもしれません。
・音読する
目で追うだけで読書をしているのは限界があります。
理解力を深めるための一つとして、自分で声を出して読んでみましょう。
視覚・聴覚・触覚と多くの感覚を使う音読はインプットとアウトプットを同時にすることで理解力が高まり記憶の定着にも通じることになります。
音読をしているとき、脳の「前頭葉」という部分が活発に活動します。これは思考力や創造力をつかさどる部分ですので、通常の読書よりも高い効果が得られるようです。

・同時に他の本も読む
一つの本に凝り固まって読んでいくとどうしても理解しがたい内容が出てきたりもします。
そんな時は複数の本を同時に読んでみることで、気持ちと理解度をリセットして読んでみることが読書を続ける一つの正解になるかもしれません。
・自分の専門外の書籍は避ける。
自分の専門分野から離れている場合は、書籍での理解が難しいことが多いものです。
読んでみて自分の専門外の内容だと感じることが多いときはいっそのこと読むことをやめるのも一つの選択かと思います。

⑤ 本が読めない人の〇〇 → 「読書」を変える。
・読書 → 朗読
「本で読書しなければ本を読んだことにならない。」なんてことは誰も言わないと思います。
最近はkindleもあって電子書籍は慣れてきたかもしれませんが、audibleという本の朗読を聴くAmazonのサービスがあります。
「運動・通勤・運転・家事」などの「ながら」読書ができるので良いです。
速読しない限り大体の方は目で読み、心の中で朗読していると思います。「読書」から目と身体を解放し耳のみで読書ができます。
目の読書で行き詰まったら、耳の朗読にしてみると良いかもしれません。


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まとめ
日本人は読書量がどんどん減って来ており、読むべきだと感じる心さえ変わってきている。
本を読むことのメリットは
また、人生を豊かにできることにも直結しています。
本を読めない人の特徴は
- ① 何の本を読めば良いのか分からない
- ② 買うだけで満足
- ③ 他のことに気がとられる
- ④ 家族がうるさく本に集中できない環境である
- ⑤ 学校・仕事が忙しく本を読む時間が無い
- ⑥ 内容・言葉が難しくて挫折してしまう
- ⑦ 携帯では文を読めても本にすると読めない
本を読めない人の理由〇〇を解決するには
なんて方法で変えることができます。
明日からの読書ライフが変わることで、みなさんが豊かに生きていけることを切に願います。


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